こんにちは、エンジニアをしながら旅をしている、なっち(@nacchi_jagariko)です。
今回はイスラエルはエルサレムとパレスチナの旅行記です〜。2023/5に行ってきました!
色々考えさせられた滞在でした。
イスラエル、エルサレムとパレスチナ旅行はどうなんだろう?
では、参りましょう〜。
聖地エルサレムへ
エジプトにパピルス紙買いにちょっと寄ってからイスラエルへ
入国した日にsimカードがパレスチナで使えるかって聞いたらすべてイスラエルなんだからと怒られたり(simカード使えた)、乗合バスで他の人が怒られてて第一印象悪いところからスタート。
今まで旅で会ってきたイスラエルの人もそこまで印象がよくなかったからこんな感じなのかって思っちゃった。
優しくしてくれた人もいたけど基本ポーカーフェイスのみなさんですね
空港に着いてすぐエルサレムへ
Googleマップにも載ってる国際的に認知されている境界線がパレスチナとイスラエルの境界線だと思ってて、エルサレムはパレスチナだから壁を通らないといけないと思ったら、もはやエルサレムはイスラエルでただ歩けばエルサレムに着きました。
もう境界線のグリーンラインは機能していない。
エルサレムではキリスト教の聖地イエスキリストの墓、ユダヤ教の聖地嘆きの壁、イスラム教の聖地岩のドームを観光しました。
イスラム教の聖地岩のドームは観光客は入れないようで嘆きの壁近くから見ました。
ヴィア・ドロローサ(悲しみの道)もあってイエスが十字架を背負いながら歩いたという道も歩きました。
14の十字架の停留所があって、聖地イエスキリストの墓まで続いていました。
3つの宗教の聖地があるエルサレムはほんと世界的にスペシャルな場所ですね。
旧市街地はよさげなお土産屋さんがたくさんあって歩くの楽しかった
お茶しようの言葉に現地の人の話が聞けるとついていったけどずっと股間触らせようとするやつだった。
いろいろと教えてもらったり物もらってありがたいけど流石にキレたw
エルサレムにはイスラエル側に住んでる人もパレスチナ側に住んでる人もいるようでした。
旧市街で商売している方々はアラブ感満載でした。
パレスチナ自治区のベツレヘムへ
エルサレムの後はベツレヘムへ
ベツレヘムへはcheckpointがあって身分証をチェックされて、そこからゲートを通ってパレスチナに入るって感じでした。
Googleマップにもある境界線(グリーンライン)を超えて壁がある
パレスチナ自治区に入って少し歩くとこんな壁が見えたりします。
そして分離壁の隣にあるバンクシーが手がけたホテルthe walled off hotelにベツレヘムでは泊まりました。
1泊3万以上したけどもう来ることはないだろうと奮発。
宿泊者は無料でホテル内の博物館でパレスチナ問題について勉強できます。(宿泊してなくてもお金払えば入れます)
博物館で電話がなっていて電話を取ると「5分後にあなたの家が破壊されます。そこから逃げてください。」と聞こえたのがすごく心に残った。
本当にそういうことが起きていたと思うときつすぎる。
世界一眺めが悪いのホテルで有名なthe walled off hotel。
分離壁が窓から見えて、歴史を知らなかったら眺めとしては全然悪くないんだけど、今の現状を知ると眺めの悪いホテルになります。
分離壁にはたくさんいろんなメッセージが書かれていて、バンクシーが描いたという絵もありました。
Jerusalem is a holy land, not painting on the wallって書かれたのが印象的。
パレスチナ自治区の難民キャンプツアーへ
バンクシーホテルで難民キャンプツアーがあったのでそちらに参加しました。
実際に見て聞いてネット上で知る情報だけでは得られない感情が湧きました。
ガザ地区だけがイスラエルとばちばちって感じだったけど、ヨルダン川西岸地区でも毎日イスラエル軍といろいろとあってるよう。
aida難民キャンプの人にガイドしてもらってそこら辺の地域を周ったけど、毎日のようにイスラエル軍は入ってはいけないパレスチナ自治区に入ってゴム弾を撃ったり、臭いスカンク水と言われるやつを噴射してるらしい。
新しい配属された人に訓練と遊びとしてやってるってガイドさんは言っていた。
長時間働かせられてストレスが溜まるようにイスラエル軍はされているとも。
バンクシーのホテルに滞在中も1日1回は爆発音を聞いた。
イスラエルのせいでパレスチナは水不足なのにタンクに遊びで弾を撃つとも聞いて非道だなと思った。
水不足だから節水に協力してという紙もホテルに書いてあったりしてなんだか泊まっているのが申し訳なく思った。
パレスチナ問題は基本的なことは知っていたけど、パレスチナ自治区にイスラエルが不当に入植地を作っていてパレスチナは縮小しているということは知らなかった。
イスラエル、これはさすがに国際法に違反しまくっている。
勝手に壁作られて住んでいた場所をなくした人達のことを思うとかわいそうになる。
難民キャンプでは鍵がマークになっていて、それはいつか帰れると家の鍵を持って逃げてきたからだと。貴重品を持ち出す時間もなかったよう。
ベツレヘムはアラブ感満載
ベツレヘムだけどパレスチナに行ってもっと廃れているのかと思ったらアラブ感溢れるいろんなお店がある街でびっくりしました。
イエスキリストが生まれたとされる場所もあります。
そしてベツレヘムではたくさんバンクシーの絵が見れます。
1つ目は先ほど紹介したthe walled off hotelのすぐ横にある分離壁に天使が壁をこじ開けようとしている絵。
2つ目は平和の象徴の鳩が狙われている絵。
3つ目は兵士のボディチェックをする少女の絵。お土産屋さんの中に絵があります。
お土産さんはここら辺↓
4つ目は中心地からは少し離れたところにありますが、ハートをこぼしている天使の絵。
5つ目は花束を投げようとしている男性の絵。4つ目の絵から近く、ガソリンスタンドの裏に描かれています。
ベツレヘムは人間もタクシーとかふっかけてきたり、嘘ついたり、ザ・アラブって感じだった。エジプトにいるような気分でした。
足を打たれて刑務所いた、仕事がないからジュース買って寄付してくれと言ってきた人がいたけど後で嘘だとわかったり…
china!って言われたり…
申し訳ないけどイスラエルに戻ってホッとした自分がいる。パレスチナから出てイスラエルに戻ったときの安堵感と言ったら…
china!っていきなり大声で声かけられないし道もきれいで安心した。
パレスチナ自治区で思ったこと
パレスチナはガザ地区とヨルダン川西側で分かれていて内部分裂もしているとのこと。ガザ地区は攻撃的でヨルダン川西側は穏健。
話し合いを誰とすればいいかわからないというのはわかるけど、イスラエルは確実にいけないことをしているのは事実だと思う。
ガザ地区も攻撃的なんだろうけど、入植地については正当化できないでしょう。
バックにアメリカがついていて問題になっていないイスラエル。
パレスチナ人から見るとそんなアメリカが正義のためにウクライナを助けようと言っているのがおかしく聞こえるらしい。確かにそれはそう。
複数人のパレスチナ人がアメリカやイスラエルを支援して、壁を作り、平和的解決を妨げて紛争によってお金を儲けようとしていると聞いた。
そもそもイギリスもブリカスを発揮してイスラエルにもパレスチナにもいい顔をしたことがことの発端でもある。
ユダヤ教とイスラム教の対立に見えるけど、これは宗教対立ではないとガイドさんは繰り返し主張していた。
よく宗教対立とか言われるけどね
いろいろと複雑な問題です。
イスラエル人もパレスチナ人も好きでも嫌いでもないけどこの問題は世界的な問題として解決すべき問題だと思いました。
イスラエル入国と出国は厳しい?
イスラエルは入国審査が厳しいと聞いていたけど、70カ国行ったパスポートでも大丈夫であっけなかったです。
知り合いが出国に時間がかかりすぎて飛行機をロストしたということで、出国の時は空港にすごく早く行くことにしました。
エルアルで4時間前にチェックインできてロストせずに済みました。
荷物検査は念入りすぎてここで待つ人がすごく多くなって飛行機を逃してしまうのかなとも思ったり。。
ただセキュリティ検査もチェックイン時も質問少なすぎて拍子抜けでした。
素敵なイスラエル、パレスチナ旅行を〜!