こんにちは、なっちる先生(@nacchi_jagariko)です。
先日、世界を旅している途中にペットの訃報が舞い込み、日本に緊急一時帰宅しました。
大切な家族が亡くなってしまったので日本に一度帰宅します。
ほんと大事な時に違う国にいてもかけつけられるというのもフリーランスのありがたいところですよね
台湾は3日しかいなかったけどすごく濃ゆい滞在になりました。
ここ最近いろいろと出来事がって人生の方向が変わってるなと感じるこの頃です— なっちる先生@借金トラベラー (@nacchi_jagariko) August 25, 2019
とても辛い時期から少し落ち着いたので、大切な家族との死に向き合って気づいたことをメモとしてブログに書いておきます。
いきなりの訃報
死なないでくれ。 pic.twitter.com/uwBsMSZMZ7
— なっちる先生@借金トラベラー (@nacchi_jagariko) August 17, 2017
(左が死んでしまったあんず)
自分の中ですごく特別な存在の犬が死んだ。
最初に聞いた時は冗談だと思った。
みんな誰も返事してくれなくて、朝から元気だったあんずだが、母が帰ってきたときにはもうすでに体が硬くなって死んでいたそう。
8月下旬の夏の暑さがまだまだ残っている季節。
最期はパタリと眠るように倒れていたという。
その日犬たちの夢を見て、朝の時点で嫌な予感が少しばかりしていた。
あのとき家族ラインで何か言ってたら変わったのか。
あと1週間早く日本に帰っておけばあんずの最期に立ち会えたのか。
後悔の想いしか出てこなかった。
いつも適当に散歩して、いじわるやいたずらもたくさんした。
それでもいつも私の味方だったあんず。
もっといろんなところに連れて行ってあげてたら。
もっとかわいがってあげてたら。
もうちょっと大切に散歩に行ってあげてたら。
あんずとはいろんな思い出があった。
すごくかわいい子犬のときに両手に収めて写真を撮ったこと。
人気のあったもう一匹の犬にストレスを抱えていたこと。
その犬を売りに出したにすごく嬉しそうだったこと。
正月の年賀状のための写真を嫌がるあんずと一緒に撮ったこと。
花火と掃除機を嫌がるあんずにいたずらをしたこと。
関東に移住するときに、一緒に長崎から千葉まで車で道中いろんなところを回ったこと。
あんずがおしっこやうんこをもらしたときに怒鳴りつけたこと。
カマキリを食べさせたこと。
歩くのが遅くなって散歩で置いてけぼりにしたこと。
帰ってきたらいつも小さいしっぽをちょこちょことふって出迎えてくれたこと。
走ったら倒れてしまうあんずの心臓マッサージをしたこと。
世界に旅するというときに何も知らないあんずにバイバイしたこと。
最初は後悔しかなかったけど、いろんな思い出を思い出すに連れて絶対に会ってバイバイを言わなければ、お礼を言わなければと思う気持ちが強くなった。
次の行き先のマカオやセブのホテルや飛行機も取ってたけど、すべてをキャンセルした。
泣きながらチェックアウトして、台湾から駆けつけた。
変わり果てたあんずの姿
家に帰ったら、あんずが動かない状態のまま、氷やお供え物に囲まれて寝ていた。
腐らないように頭とお腹を氷で冷やさなければいけないとのこと。
何をしても動かないあんずを触りながら、あんずの横で横になって最後の時間を過ごした。
あと2週間くらいで日本に一時帰宅する予定だったのに。
4ヶ月も会えないままさよならしなくちゃいけないなんて。
考えても考えても、後悔と涙ばかりだった。
何にも反応しないあんずにテレビを見ながら話しかけたり、少しいじわるを言ってみてもまったく反応してくれない。
気づいたら寝落ちしていて、起きたときにはあんずはもう少し腐った匂いがしてしまっていた。
その夜に火葬屋さんがうちに来てくれた。
燃やされる前は今も思い出しただけで泣けてくる。
天国に行ってしまったらご飯が食べられないから、匂いだけを楽しめるようにとあんずが好きだったお芋やジャーキーを鼻の近くにお供えした。
火葬だけでも看取れたのがせめてもの救いだったかもしれない。
1時間後にはあんずは骨の状態になった。
火葬中に空に上がる火の粉がなんとも言えなかった。
あんずがいなくなって
散歩してた時の音楽を聴くと、あんずとの楽しい記憶がよみがえってくる。
ふと気づいたら泣いてる。
家に帰ったら「ただいまあんず」と言っている。
本当に寂しくて、後悔ばかりだった。
少し気分が大丈夫になったと思ったら、またふとした瞬間に思い出して泣いてしまう。
ほんの少しだけでも死ぬ前に会えてたら。
もう返ってきてよ。
あんずがいないとさみしいよ。
そんなこと言っても今の状況をどうすることもできない。
死ぬ前にさわれなかったら、触りたいとペットショップに行って、ミニチュアシュナウザーを探したけどダメだった。
2、3日不安定な日々が続いた。
あんなにビビリだったあんずも死んじゃうんだな。
死んだらどこに行くんだろう。
今は天国でなんの痛みもなく元気に走りまわってるのかな。
そんなことを思うようにしてから少し楽になった。
ただ、少し経っても後悔は残った。
それと同時にもうこんな後悔した想いを絶対したくないと強く思った。
明日、母が死んだら?
明日、兄弟が死んだら?
明日、恋人が死んだら?
明日、自分が死んだら?
絶対にその時になって後悔しないように生きていかなければいけない。
いつ誰が死ぬかわからないんだから。
旅に出ると、大切な人やペットの死に立ち会えないことが往々にして起こります
失ってから気づくのは遅いのだから、後悔しないようにできるだけのことをして旅に出ようと旅人にはお伝えしたいです— なっちる先生@借金トラベラー (@nacchi_jagariko) August 27, 2019
今を大切に精一杯生きなければいけない。
ときにはだらけたい時もあるけど、誰かが死んでしまうときに、自分が死んでしまうときに後悔しないように生きなければいけない。
こういうことはよく聞く話だけど、実際に死に向きあってみて心から理解した。
人生の意味なんてどうでもよくて、後悔しないように生きなければ。
参考:ペットの死を受け入れるために
以上が、ペットの死と向きあってみて得た教訓のお話でした。
わたし自身、まだ完全にペットの死を受け入れられていませんが、少しでも早くペットの死を受け入れるために「筆記開示」が有効でした。
筆記開示とは、自分の悲しみや不安をすベてノートなり紙なりに書く行為になります。
毎日8分〜20分を少なくとも4日間することで効果が期待できるそうです。
わたし自身、1回の筆記開示でも相当な効果がありました。
以下のDaigoさんの動画で詳しくお話されているのでご参考にしてください。
ペットが死んでしまうと予想以上に本当に悲しいです。
毎日何人もの飼い主さんがペットの死を経験して同じような気持ちをしています。
ペットが死んでしまって悲しいのはあなただけではない。
辛いですが一緒に乗り越えていきましょう。
以上で、なっちる先生のお話を終わります。